主人公は太宰府の白拍子で、年老いて肥後の白川の辺にわび住まいして、檜垣のある家に住んでいた事からの命名でしょう。百歳に近くなった、かつて白拍子が歌にみえる白川の檜垣のある家に住んでいて、たまたまその庵のかたわらを通りかかった藤原興範に水をこわれて、詠んだ歌を主題にしたのが能の檜垣女です。

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