喝食は半増半俗の少年の役で、説法をしたり種々な遊芸のできる放浪人です。大・中・小の名があるのは、喝食の年齢や性格から分けているようです。「小喝食」は子供であるが大人の世界も知っているといった風貌が感じられます。口もとの作りは女面を思わせますが、中世の男色的な性格ものぞかせた遊狂的雰囲気が濃厚です。

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