小獅子は『石橋』(しゃっきょう)の連獅子に用いられます。中国清涼山にある石橋は、深山幽谷で文殊の浄土という。そこから文殊菩薩の眷属である親子の獅子が出現し、牡丹の花に戯れ千秋万歳の獅子舞を見せるのが『石橋』(しゃっきょう)です。大振りで力強く豪快に舞う獅子口に比べ小振りで精悍俊敏な動きを見せるのが特徴。シテは白頭(白は荘重)、ツレは赤頭(赤は敏捷)その雄姿を存分に見せてくれます。この場合多くは親子の獅子を表現しています。

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