』(おきな)の「三番叟」(さんばそう)、「鈴の段」(すずのだん)問い割れる後半の舞に用いられます。翁のシテの白式尉が白い彩色に対して、狂言の三番叟は真っ黒に塗られています。白色は日や水を表し、黒は土を暗示しています。釣り顎や皺の幾何学的な曲線は白式尉と同様ですが眉と鼻下の鬚は植毛です。寿福円満の相で庶民的な素朴さが感じられます。

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