室町時代 金剛家四代、金剛大夫久次(後に孫次郎と改名)は若くして亡くなった美しい妻を偲んでその面影を当時の名工といわれた河内家重に頼み打ったと伝えられる面(金剛家所蔵)で、「おもかげ」の銘(三井文庫所蔵)の入ったものがある。小面に比べ眼の位置がずっと高く、より人間的で成熟した艶麗な女性の表情をあらわしています。

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