禅寺にあって半増半俗の下働きの少年を喝食と呼ぶが、室町時代には種々の遊芸にも堪能な者がいたようであるし、僧だけでなく高級武家の愛玩の対象にもなっていた様です。能面での喝食には、額に垂れる髪の形によってお河童型と銀杏型の区別があり、後者の垂れる髪の量によってはこれらを大中小の三つに対応します。

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